JRE Stationカレッジ「ライフテックコース」第8回 覚悟を発表する
2024.03.06
株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社は、課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』を運営しています。本カレッジでは、社会課題を解決するために一人ひとりが知識を蓄え、情熱を持ってその知識を活用することで、実際にサステナブルビジネスを生み出すことを目指します。
2023年後期より「生まれてから死ぬまでをつなぐ」をテーマとするライフテックコースが高輪ゲートウェイ駅キャンパスで開設。2月20日(火)に最終回が実施されました。
プレゼンテーションの更なるブラッシュアップ
チーム単位での活動は終了し、最終回は受講生が「個」に戻る形で実施します。しかし、この日のライフテックコース最終回はチームによるプレゼンテーションから始まりました。
第7回の最終プレゼンテーションをもって3チーム全てがカレッジからプロジェクト認定されましたが、カレッジ終了後もプロジェクトを継続する場合を見据え、プロデューサーの井上浄は「プレゼンテーションに関して更にブラッシュアップできる余地がある」と改善点を具体的にアドバイス。「希望があれば、もう1回プレゼンテーションをする機会を設けます」と提案したところ、3チーム全てが希望したことから、この場が設けられました。
プレ実証実験の結果を反映させて内容をアップデートしたチーム、リーダーだけでなく全メンバーが前に立ってプレゼンテーションするチームなど、各チーム、確実にブラッシュアップの成果が分かる発表でした。その様子からは、プロジェクト認定はゴールではなく、その先もプロジェクトを育てていこうとする意欲がうかがえました。
自身に生まれた変化や覚悟を堂々と語る
3チームのプレゼンテーションの後、あらためて最終回が始まりました。テーマは「覚悟を決める」。受講生全員が「JRE Stationカレッジを通して何に気づき、何を学び、これから何をしていくのか」を1分間で発表しました。
「小さな1歩の大切さを原体験として刻むことができた」
「コンフォートゾーンを抜けるという意識を忘れずに、業務に当たりたい」
「事業化に必要なスキルを習得したいと思い参加したが、スキルではなく、目の前のことを一つ一つチームでクリアしていくことが大事なのだと気がついた」
全員が「気づいたこと、学んだこと」に加え、それを今後の自身の行動にどう落とし込んでいくのかという点についても自分の言葉で発表。清々しい表情で発表している姿からは、受講生たちが「地球貢献型リーダー」のスタートラインに立ったのだということが感じられました。
主催者、プロデューサー、講師から最後のメッセージ
4カ月にわたり、受講生と共にサステナブルビジネスの創出に取り組んできた主催者、プロデューサー、講師から、それぞれ最後のメッセージが贈られました。
主催者・小沼智子(東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 事業推進ユニット ユニットリーダー)
「皆さんの真摯な取り組みに感動しました。この4カ月で、スキルや人間力を高めることができたのではないでしょうか。そんな皆さんにぜひお願いしたいのは、情熱を持って新しいことにチャレンジし続けること、本カレッジでの出会いを紡いでいくこと、この2つです。今後も皆さんの所属する各企業で新たなチャレンジの種を蒔いていってください」
プロデューサー・井上浄(株式会社リバネス 代表取締役社長CCO)
「皆さんと一緒にライフテックコースの第1期を終えることを大変嬉しく思います。講義で説明した『サステナブルビジネスへの道 18の考え方』を節目で思い出し、次はこの考え方を周囲に発信していってください。新しい考え方を自身で広げ、仲間をつくりプロジェクトを生み出していく。これからの新しいプロジェクトの作り方をぜひ実践してください。
そして、今後、新たなことに挑戦する時にさまざまな困難に直面すると思います。そんな時は、今日、覚悟を決めて皆の前で発表した宣言をぜひ思い出してください」
講師・前田里美(株式会社リバネス 教育総合研究センター センター長)
「今回、講師として皆さんに18の考え方を伝えることは、私にとっても挑戦でした。私は今後も挑戦を続けますし、皆さんにも挑戦を続けていってもらいたいと思っています」
その後、プロデューサー・井上から受講生1人1人に修了証が渡されました。
最後に全員で記念撮影をし、JRE Stationカレッジ 2023年度後期に新設されたライフテックコースの全てのカリキュラムが修了しました。
カレッジを運営している東日本旅客鉄道とリバネスは、本カレッジが一区切りした後も、事業化に向けた取り組みを継続するチームをさまざまな面からフォロー。チームに伴走しながらサステナブルビジネスの創出に取り組んでいきます。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:伊達山、海浦、立花
E-mail:[email protected]