TOPニュース2023年度後期ライフテックコースから3つのプロジェクトが発足しました

2023年度後期ライフテックコースから3つのプロジェクトが発足しました

2024.02.26

株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社は、サステナブルビジネスの創出を目指した課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』を実施しています。

高輪ゲートウェイ駅キャンパスでは、新設されたライフテックコースの2023年度後期講座を11月から2024年2月まで4カ月にわたり開催。サステナブルビジネスに必要な18の考え方を習得するとともに、実践的なゼミ活動を実施しました。ゼミ活動では、多様なバックグラウンドを持つ受講生が、個人の課題意識を軸としてカレッジ内外の仲間を集めてチームを形成し、テクノロジーを組み込むことで「生まれてから死ぬまでをつなぐ」をテーマにした課題を解決するサステナブルビジネスの創発に取り組みました。

その結果、3つのプロジェクトが発足しました。各プロジェクトの概要は下記の通りです。

乳幼児と高齢者を繋ぎ、健康な未来をつくる「えがおるーぷ」プロジェクト

コア技術:笑顔分析技術

高齢者施設で無表情で外を見ている高齢者を見た時、このままでは病気になってしまうのではないかと不安を感じた。一方で赤ちゃんを見た時の高齢者はとても優しい表情になり、赤ちゃんの笑顔は高齢者を笑顔にする力があるのではないかと思った。
高齢者の笑顔が減っている背景として社会との繋がりの不足が考えられ、乳幼児の笑顔を起点に高齢者が社会と繋がることができれば笑顔率を上昇させることができると仮説を立てた。現状、保育施設と高齢者施設の連携を実施している施設もあるが、超高齢化少子化と人手不足のなか、職員のマンパワー依存となっている幼老世代間交流は、理想であっても、なかなか持続的ではない。
本プロジェクトでは保育施設と高齢者施設をテクノロジーで繋ぎ、高齢者の笑顔の効果を分析・評価することで、乳幼児の教育と高齢者の心とカラダの健康に貢献していく。

<メンバー>
ロート製薬株式会社 甚田 賢
株式会社イヴケア 大平 雅子
明治ホールディングス株式会社 亀田 敦史
株式会社ルミネ 齊藤 若菜
株式会社リバネス 塚越 光(コミュニケーター)


健康を当たり前にする”野菜の栄養制御技術「VitaGrow開発」プロジェクト”

コア技術:独自の栄養液に野菜種子を浸して栄養を制御する技術「VitaGrow Tech」

人生100年時代において、健康寿命の延伸はQOL向上のために重要な社会課題の一つである。生活習慣病は健康寿命を短くさせる主な要因であるが、生活習慣病と野菜摂取不足の関係が近年明らかになってきている。一方で、約8割の日本人成人で野菜摂取量が不足しており、生活習慣病のリスクが懸念される。
そこで、野菜を高栄養化させ、少量でも十分な栄養を摂ることができる野菜の栄養制御技術「VitaGrow」を開発することで、日本人の健康寿命の延伸に貢献することを目的に本プロジェクトを推進する。
野菜の種子を各種栄養成分の含有液に浸すことで、野菜の栄養素のコントロールを可能とする。あらゆる種子と栄養成分の組み合わせを網羅的に試験し、野菜ごとの栄養制御技術を構築する。従来の野菜の生産法に本技術を組み込むだけで高栄養価の野菜を生産することができる。VitaGrowを広めることで、高栄養価の野菜が当たり前に食卓に並ぶ未来を作り出す。

<メンバー>
ロート製薬株式会社 川口 慶晃
東日本旅客鉄道株式会社 藤本 浩介
大日本印刷株式会社 眞鍋 京花
株式会社リバネス 松原 尚子(コミュニケーター)


適量の酒を飲みながら新規アイデアを創る会議「OPEN UP SESSION」プロジェクト

コア技術:適量飲酒量の算出、発話量の時系列記録

AIが人間の分析を超えるそんな時代に「価値の創造」が人材マネジメントで重要視されつつある。一方、従業員エンゲージメント(熱量)が世界各国と比べて低い日本。
本プロジェクト「OPEN UP SESSION」では、適量の酒を飲みながら会議をすることで、自らの発言を促し、話の輪が広がっていくことで、通常の会議では生まれない創造性の高いアイデアが創出されると考える。
特徴としては2つ、1つ目は遺伝子検査や血中アルコール濃度から酩酊しない飲酒量を算出、ノンアルコールへの自動切替えを行うことで飲酒量のマネジメントをする。2つ目は、会議の内容を録音し、会議内容の見える化、自動分析による発話の盛り上がりを記録することで、その場のワクワクした気持ちを冷ますことなく、アイデアの推進に向けることができる。
飲み会と会議の間となる新しい会議文化の醸成を目指す。各々が自らのワクワク感を元に活動することにより人生、社会を豊かにしてゆく。

<メンバー>
サントリーコーポレートビジネス株式会社 増田 明日香
東日本旅客鉄道株式会社 石原 一樹
株式会社MEMORY LAB 畑瀬 研人
株式会社リバネス 伊達山 泉(コミュニケーター)

※所属はプロジェクト発足時のもの

2021年に始まったJRE Stationカレッジでは、その他のコースでも様々なプロジェクトが発足しています。

<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:立花、海浦、望月
E-mail:[email protected]

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