TOPニュースフードテック分野でサステナブルビジネスを実践する6名のゲストスピーカーが決定 〜フードテックコース2023(後期)11月6日より開講

フードテック分野でサステナブルビジネスを実践する6名のゲストスピーカーが決定 〜フードテックコース2023(後期)11月6日より開講

2023.07.31

株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社は、2023年11月6日より新大久保駅キャンパスにて、サステナブルビジネスの創出を目指した課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』の2023年度後期フードテックコースを開講します。
講座では全6回の講義を通じてサステナブルビジネスに必要な18の考え方を習得するとともに、現地参加となる通常コース20名は全8回のゼミを通じて新規プロジェクトの立ち上げを実践します。

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このたび、第1回〜第6回のゼミに登壇する6名のゲストスピーカーが決定いたしました。

<第1回:2023年11月6日(月)>
講義テーマ 課題発掘から始まるサステナブルビジネスとは
ゼミテーマ お互いを知る
南国産の果樹「ジャックフルーツ」を使った代替肉の生産に取り組んでいるIra Noah Pte.Ltd. Directorの海野慧氏をお招きします。代替肉の課題を自ら発掘し、一緒に取り組む仲間をさまざまなネットワークを駆使しながら構築して課題解決に取り組んできた道のりをお話しいただき、サステナブルビジネスの入り口を学びます。
海野 慧 氏

Ira Noah Pte.Ltd. Director

2007年、立命館大学国際関係学部卒業。株式会社じげんに創業期より参画し、事業管掌取締役として東証マザーズにIPO、2018年に東証一部上場。 2020年、Ira Noahにジョイン。植物肉事業のグローバル展開をボードとして共同で担っている。

 

<第2回:2023年11月20日(月)>
講義テーマ パッションドリブンで思考し、自分のベクトルを可視化する
ゼミテーマ 個人の課題意識に気づく
トイメディカル株式会社代表取締役の竹下英徳氏をお招きし、透析患者さんも味付けを気にせずに食事を楽しんでほしいという思いから、大学の研究者や流通企業などの協力を得て、ソリューションを開発し社会に広めてきたプロセスと、どのように試行錯誤を繰り返してきたのかについて実体験をお話しいただきます。
竹下 英徳 氏
トイメディカル株式会社 代表取締役
1973年、熊本県生まれ。兵庫県立大学理学部卒業後、外資系製薬メーカーの営業を経て、リバテープ製薬株式会社技術開発部に入社。医療機器、医薬品を中心に商品開発に従事する。2005年、日本初のキット消毒剤にて第三回日本ものづくり大賞九州経済産業局長賞受賞。2013年トイメディカル株式会社設立。医療機器の開発を行いながら、2017年熊本大学と世界初の塩分吸着サプリメントを開発し、製品化する。2017年熊本テックプラングランプリ企業賞、2017年アグリテックグランプリ吉野屋賞受賞。

 

<第3回:2023年12月4日(月)>
講義テーマ 研究者的思考と個のネットワークでコトを起こす
ゼミテーマ 仲間を集める
コオロギの養殖生産や、コオロギを活用した食品、飼料の開発・製造・販売を手掛け、食料不足問題などを解決するサステナブルな事業展開に取り組んでいる株式会社エコロギー 代表取締役CEOの葦苅晟矢氏をお招きします。ゼロからカンボジアにネットワークをつくり、生産体制を構築した葦苅氏にどのように仲間を集めてきたのかをお話しいただきます。
葦苅 晟矢 氏
株式会社エコロギー  代表取締役CEO
1993年生まれ。2017年早稲田大学商学部卒業。同年に同大学院先進理工学研究科に入学。早稲田大学朝日研究室・東京農工大学・鈴木研究室と昆虫コオロギの利活用に関する共同研究を立ち上げ、光周期などの外部環境が昆虫コオロギの成育に及ぼす影響について研究に従事。本研究成果をもとに株式会社ECOLOGGIEを設立。現在はカンボジアを拠点に事業開発に携わる。2016年文部科学大臣賞受賞。2019年Forbes 30 Under 30 Japan選出。

 

<第4回:2023年12月18日(月)> 
講義テーマ 自らの情熱で見つけるDeep Issue(ディープイシュー)
ゼミテーマ チームのミッションを掲げる
カカオ豆の市場価格の乱高下により、カカオ農家の貧困や強制労働が問題となる中、この課題解決に挑むために「チョコレートを新しくする」というミッションを掲げて創業したMinimal – Bean to Bar Chocolate – 代表の山下貴嗣氏をお招きします。フェアトレード以上の価格でカカオ豆を仕入れて、チョコレートをつくるために、日本の職人の高水準の技や発酵技術、ものづくり技術などを組み合せて、高級ブランドを確立してきたプロセスをお話しいただきます。
山下 貴嗣 氏
Minimal – Bean to Bar Chocolate – 代表
1984年9月2日岐阜県生まれ。2007年3月慶応義塾大学卒。2007年4月に新卒として(株)リンクアンドモチベーション入社後、新規事業立上やマネジメントを経験し、「Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)」を設立し、現在都内に2店舗1工房を展開。(コロナ前は)年間4か月強は、赤道直下のカカオ産地に足を運び、良質なカカオ豆の買付と品質改善に取り組む。フェアトレードとバリューチェーン構築の実績を買われ、JICAのODA案件を採択し、SDG’S推進に取り組む。またチョコレートの独自製法を考案し、設立3年で世界最高峰のチョコレート国際品評会で部門別最高金賞を日本ブランドで初受賞後、6年連続69賞を受賞。グッドデザイン賞ベスト100及び特別賞「ものづくり」受賞やWIRED Audi INNOVATION AWARD 2017 30名のイノヴェイター等に選出。新しいチョコレートブランドとして、カカオ農家貧困解決とモノづくり追究とビジネスのスケーラビリティの実現を目指す。

 

<第5回:2024年1月15日(月)> 
講義テーマ 知識の集積で生まれるDeep Tech(ディープテック)
ゼミテーマ 事業化する前提で事業計画をつくる
匠の技術が継承されている食の現場において、特に熟成肉の加工を安全で誰でもできるシートを開発した株式会社ミートエポック 代表取締役の跡部美樹雄氏をお招きします。明治大学の微生物の研究者を仲間に引き入れ研究開発型ベンチャーを創業した道のりに加え、異分野を組み合わせることの重要性、マーケティング手法などについてもお話しいただきます。
跡部 美樹雄 氏
株式会社ミートエポック 代表取締役
2012年熟成肉専門店「旬熟成」を出店。熟成には発酵菌が重要と知り、飲食店の経営の傍ら、菌と肉の研究に没頭。明治大学農学部と産学連携にて、約4年の歳月をかけ、安全で人体無害な接合菌の培養に成功。その培養した接合菌胞子を付着させた布で包むだけで、熟成肉・魚を短時間で安定的に誰でも作れるシートを明治大学との産学連携により開発した。
肉や魚に巻くだけで簡単に熟成が可能となる。特徴として、従来の熟成庫を必要とせず、安全に個人の力で熟成した付加価値ある物を作り出せる。また、この技術を転用し保存への活用も発見。温度と日数のコントロールで、熟成から保存まで様々な商品コントロールができる。自分好みの熟成肉や熟成魚を作ったり、刺身などには、劣化軽減させて日持ちが良くなるなど保存にも応用可能で、消費期限の延命などにも活用可能。廃棄を無くすのではなく食を保つ「KEEPFOODPROJECT」がテーマ。菌の力で新しいSDGsを目指す。フードテックコンテストの企業賞や、川崎市から産業賞など多数受賞。

 

<第6回:2024年1月29日(月)> 
講義テーマ 世界を変えるブリッジコミュニケーションとは
ゼミテーマ 試行錯誤する
農家漁師が直接生産物を販売できる固定費無料の直販サービス『ポケットマルシェ』をはじめ、生産者と消費者のネットワーク作りを推進している株式会社雨風太陽取締役の大塚泰造氏をお招きし、異なる相手との間に橋をかけるブリッジコニュニケーションにおいて重要となる考え方について学びます。
大塚 泰造 氏
株式会社雨風太陽 取締役
大学卒業と同時に起業し数多くのウェブサービスの立ち上げを行う。会社をイグジットした10日後に東日本大震災が発生。東北を拠点としたNPOを設立、『東北復興新聞』を発刊。2013年、食材付きの情報誌『東北食べる通信』を発刊。2015年、活動の場所をシリコンバレーに移し農業IoT開発を行うKAKAXI, Inc.を創業。日本では株式会社ポケットマルシェ(現:株式会社雨風太陽)を設立。2021年、日本に帰国し現在は雨風太陽社の取締役として、経営戦略、新規事業を担当する。

◆JRE Stationカレッジ フードテックコース(新大久保駅キャンパス)
新大久保駅キャンパスの課題テーマは「新たな食の循環」です。
フードロス、栄養、加工・調理などの題材を受講生とともに考え、サステナブルビジネス開発に取り組みます。

日程:2023年11月〜2024年2月(講義全6回・ゼミ全8回)
場所:Kimchi, Durian, Cardamom,,,(新大久保駅直結)
受講のお申込方法はこちら:https://jre-station-college.jp/2022/04/21/jremall/

<本件に関するお問合せ先>
JRE Station カレッジ運営事務局 担当:上田、田中
E-mail:[email protected]

 

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