TOPニュースJRE Stationカレッジ 「フードテックコース」第3回を実施しました。

JRE Stationカレッジ 「フードテックコース」第3回を実施しました。

2022.12.16

JRE Station カレッジ』は、異業種・異分野の企業人が駅に集い、4カ月間でサステナブルビジネスをつくり出すことを目指す場です。2022年後期より「新たな食の循環」をテーマに新大久保駅キャンパスで「フードテックコース」が開設。12月5日(月)に実施された第3回では、プロジェクト創出に向けたチーム作りが行われました。

【当日の概要】

講義:ネットワーク作りでは「巻き込まれる」ことも重要

講師を務める株式会社リバネス 執行役員CROの塚田周平の「今日はチームを作ってもらいます。いよいよ次のフェーズに進みます」という声掛けの後、さっそく講義がスタート。
第3回の講義テーマは「研究者的思考と個のネットワークでコトを起こす」です。「仮説・検証・考察のサイクルを回す」「共感で繋がる仲間と勘違いする力にする」「動機(物語)を伝える」の3つのトピックスをベースに、講義を行いました。
講義後の質疑では、「仲間を探す際は、パッションとアセットのどちらを優先すべきか」「ネットワーク作りでは巻き込まれることも重要ということだが、どういった資質の人が『巻き込まれる』のに向いているのか」など、受講生から次々と質問が。チーム作りに向けて想定が具体化し、それに伴い質問も具体的になっている様子がうかがえました。

講演:個のネットワークを活かすポイントを紹介

講義に続いて、トイメディカル株式会社 代表取締役 竹下英徳氏がゲストスピーカーとして登壇しました。
竹下氏は、「誰かの笑顔を生み出す商品だけを作ろう」と40歳を機に一念発起し、ものづくりの経験と人脈を活かして、トイメディカルを起業。現在、同社は「食と健康を探究し、あなたの笑顔かがやく明日を応援します。」をミッションに掲げ、塩分制限のある患者向けに塩分吸収を抑制することができる革新的なサプリメントの開発を行っています。

2013年の設立来の歩みを失敗談や苦労話も含め紹介してくれた竹下氏による、今回の講演における最も強いメッセージは「個のネットワークを活かすポイント」でした。「入口は共感、出口は共益となるビジョンを描く」など、経験に裏付けされた説得力ある5つのポイントを披露。チーム作りを控えた受講生は熱心に聞いていました。

仲間を集めるプレゼン:シビアなフィードバックが次々と

第3回ゼミ活動のテーマは「仲間を集める」。各受講生が自身のQ(Question)とP(Passion)を再度掘り下げ、仲間を集めるために2分間でプレゼンテーションしました。
自らの源流を見直したことで、より具体的なQを掲げる受講生や、小さな一歩として「まずは現場を見てみる」と沖縄のコーヒー農場を見学に行く計画を発表する受講生など、各人のQとPにまだ迷いが多かった前回に比べると、少しずつプレゼンテーションの内容が具体化してきました。

こうしたプレゼンテーションに対し、ゼミ長である株式会社雨風太陽 取締役 大塚泰造氏と講師の塚田より、「一緒に取り組みたい仲間は具体的にどういった人か」「そのQに対する本気度があまり伝わってこなかった」「もう少しQに具体性があるといい」などと次々とフィードバックがなされました。
冒頭に「フェーズが進む」と講師の塚田が話した通り、フィードバックの内容もこれまでに比べてシビアになったのが印象的でした。

仲間を集めるゼミ活動:迷いながらも4つのチームが発足

プレゼンテーション終了後、いよいよチーム作りに移行。お互いのQを掛け合わせることでプロジェクトが作れないか、共通項を探してチームが組めないか、受講生同士が声を掛け合い議論を続けます。迷う受講生も多かったことから、JR東日本、リバネスのスタッフも話し合いに適宜加わり、チーム作りをフォロー。結果、4つのチームが発足し、チームごとにリーダーを決めるところまで進めて第3回は終了となりました。

講座終了後も受講生は会場に残り、2週間後の次回までにチームとしてどのように宿題をまとめるなどの相談を進めました。実際にチームを組むことで、熱量・本気度が着実に上がったことが感じられた第3回。いよいよチーム単位での活動が始まります。

<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:内田、伊地知、望月
E-mail:[email protected]

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