TOPニュースJRE Stationカレッジ 新たに「フードテックコース」開設!第1回を実施しました。

JRE Stationカレッジ 新たに「フードテックコース」開設!第1回を実施しました。

2022.11.20

JRE Station カレッジ』は、異業種・異分野の企業人が駅に集い、4カ月間でサステナブルビジネスをつくり出すことを目指す場です。株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社によって2021年にスタートした本カレッジでは、東京駅キャンパスで実施する「エコテックコース」に続き、2022年後期より新たに新大久保駅キャンパスで「フードテックコース」を開設。
11月7日(月)に第1回が開催され、「新たな食の循環」をテーマにしたフードテックコースがいよいよスタートしました。

【当日の概要】

イントロダクション:正解を探す場ではない

スタートに当たり、講師を務める株式会社リバネス 執行役員CROの塚田周平より、本コースの主旨および4カ月間のカリキュラムについて説明を行いました。
「このカレッジは講義を聞くだけの場ではありません。次の100年に向かって何をするべきかを一緒に考えましょう。サステナブルビジネスという新しいことに取り組むこのカレッジに先生はいません。そして正解もありません。正解を探しに行くのではない、ということを意識してください」と受講生に語り掛けました。

続いて、ゼミ長を務める株式会社雨風太陽 取締役の大塚泰造氏が、「ひと言でいうと私は起業家です」と自己紹介。バスケットボールチームの経営、世界初の食べ物つき情報誌『東北食べる通信』の発行事業などユニークな経歴を語りました。

主催あいさつ:「駅」を通じて人と産業をつなげたい

東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 事業推進ユニット ユニットリーダーの市原康史があいさつ。
「駅を通じて人と産業をつなぎたい」という本カレッジ立ち上げに対する思いを語った上で、「企業の垣根を越えて積極的にディスカッションし、このカレッジで事業をおこして下さい」と熱いエールを送り、開校を宣言しました。

講義食領域のサステナブルビジネスは何を目指すべきか

第1回の講義テーマは「課題発掘からはじまるサステナブルビジネスとは」。サステナブルビジネスへの道の第一歩として、「サステナブルの前提を知る」「時代の変化を直視する」「課題の発見から始める」の3つのトピックスをベースに講義を行いました。
サステナブルビジネスの考え方を説明すると同時に、「食領域のサステナブルビジネスは何を目指すべきか」というフードテックコースならではの投げ込みもされました。人類が生きていく上で必要不可欠である「食」という行為が地球の負担になってしまうと、自分たちの次の世代が確実に苦しむことになる。そのため、食に関する営みをできる限り持続可能にすることが求められている、という講師の塚田の言葉に、受講生が深くうなずく場面が多々ありました。

講演:栄養に関する課題を解決したい

講義に続いて、ゲストスピーカーである株式会社ユーグレナ 執行役員CTO 鈴木健吾氏による「人と地球のサステナビリティを実現する食品開発の可能性」と題した講演が行われました。
栄養に関する課題を解決したい、という自身の課題がユーグレナ設立につながったこと、以来17年にわたり、取り組むプロジェクトは変われども、常に自身の課題をぶれずに持ち続けていることを語りました。

講演後の質疑応答では受講生から次々と質問がされ、その様子からは、課題を自分事としてとらえ、ぶれずに課題解決に向き合い続けている鈴木氏の姿勢が受講生の刺激につながった様子がうかがえました。

ゼミ活動:「お互いを知る」ための自己紹介

第1回ゼミ活動のテーマは「お互いを知る」。各受講生が1分間で自己紹介と本コースで取り組みたいことを発表しました。「アイデアを0から1にするところを、もまれながら自分で経験したい」「日本でコーヒーを栽培したい」など全員が思いを語りました。

自己紹介後にはゼミ長から「率直な自己紹介は信頼につながります。今後、チームを作っていく際に信頼が築けるよう、このカレッジでは皆さんに正直であってもらいたい。そして本気で取り組みましょう」という語り掛けがあり、第1回目は終了しました。

終了後、さっそく受講生同士が積極的に名刺交換をしてコミュニケーションをとっており、初回にしてキャンパスはすでに熱を帯びた雰囲気に包まれていました。

<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:内田、伊地知、望月
E-mail:[email protected]

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