廃棄牡蠣殻で地球を冷やす「牡蠣殻エコ人工土壌」プロジェクト
コア技術
牡蠣殻の改良技術
概要
近年都市部ではヒートアイランド現象等の放熱に関する課題が顕著となっている。とくにビル屋上は空調の室外機があることが多いが、その環境の温度上昇を温和にすることで、室外機の効率が下がることなく、結果として建物全体の電力消費量が低下すると考えられる。他方、牡蠣養殖が盛んな広島県では年間約20万トンの牡蠣が消費され、その非食部である牡蠣殻が廃棄できずに社会問題となっている。これまでは、牡蠣殻は家畜用飼料や農作物用肥料として再利用されてきたが、鳥インフルエンザの流行や肥料価格の高騰により需要が減少、多量の牡蠣殻が廃棄できない状態となっていることが原因と考えれられている。
そこで、本プロジェクトは廃棄牡蠣殻の再利用・都市部の温度上昇によるを目的とし、牡蠣殻の多孔質で積層構造に着目し、保水・遮熱材を活かした屋上緑化の人工土壌としての利用を目指す。
メンバー
ロート製薬株式会社 高田 洋平
株式会社イノカ 金田 颯斗
共和レザー株式会社 秋田 丈嗣
東日本旅客鉄道株式会社 岡崎 皓広
株式会社リバネス 海浦 航平(コミュニケーター)
※所属はプロジェクト発足時のもの