TOPニュースJRE stationカレッジ「エコテックコース」2022年度前期の第6回を実施しました。

JRE stationカレッジ「エコテックコース」2022年度前期の第6回を実施しました。

2022.09.04

2021年に東京駅キャンパスにてスタートした『JRE Station カレッジ』では、社会に山積する課題を解決するために、一人ひとりが知識を蓄え、情熱をもってその知識を活用した結果として、持続可能なビジネス(=サステナブルビジネス)を生み出すエコシステムを構築することを目指しています。

全8回(6月〜9月)のカリキュラムで開講中のエコテックコース(2022年度前期)では、8月24日(水)に、「世界を変えるブリッジコミュニケーションとは」をテーマに第6回が開催されました。プロジェクトを実際に事業化するための検討、取り組みが進み、受講生の本気度が上がっている様子が窺えました。

 

【当日の概要】

ゼミ長によるイントロダクション

本コースのゼミ長を務める株式会社リバネス代表取締役グループCEOの丸幸弘より、第5回までの振り返りおよび第6回の導入の説明がありました。
「始まった当初の講義内容を振り返ると、今の方が腑に落ちるのではないかと思う。これは、皆さんの理解が深まり成長した証拠」「世界を最も変えるのはコミュニケーション。コミュニケーションは人類が持つ素晴らしい技術で、今日の講義の重要なキーワードです」と受講生に語り掛けました。

講義

講義では、「サステナブルビジネスへの道 18の考え方」を1回目から順に説明してきました。今回で18項目全ての説明が終了し、講義としては最終回となります。
株式会社リバネス 人材開発事業部の海浦航平が講師を担当し、「世界を変えるブリッジコミュニケーションとは」をテーマに講義を行いました。
「自分と相手の間に橋をかけるのが『サイエンスブリッジコミュニケーション』」「共感的コミュニケーションと交渉的コミュニケーションの違い」といった内容を説明しました。本カレッジで進行中のチーム活動の現状と照らし合わせて説明するほか、具体的事例を多く盛り込んだ講義は、受講生の理解促進につながりました。

また、講義は最終回となり、サステナブルビジネスに必要な考え方のインプットが完了したため、「次の100年に向けて今何をするべきかを考え続けてください」「コンフォートゾーンを抜け出るという意思を持ち続けてください」という熱いメッセージも送られました。

ゲストスピーカーによる講演

講義に続いて、ゲストスピーカーである株式会社JEPLAN 代表取締役 執行役員社長 髙尾 正樹氏が登壇し「あらゆるものを循環させる」と題した講演を行いました。2007年に「あらゆるものを循環させる」ためにリサイクル事業を立ち上げ、以来、多くの苦労を乗り越えて事業を軌道にのせたストーリーを披露。JEPLANの事業のユニークさ、規模の大きさがユーモアも交えて語られ、受講生が身を乗り出して聞き入る様子が見られました。

さらに、「自身の源流の話」「信頼から始まった創業パートナーの話」「創業時に多く存在した制約の話」「交渉的コミュニケーションの話」など、これまでの講義内容を彷彿させるエピソードも多く、受講生も大きく頷いていました。ゲストスピーカーによる講演も今回が最後となりますが、最終回にふさわしい講演となりました。

7分間プレゼンテーション

第6回ゼミ活動のテーマは「試行錯誤する」。組成された3つのチームのリーダーが、前回提出したビジネスプランを深掘りし事業計画について7分間でプレゼンテーションしました。

事業化に向けた計画や構想を各チーム、自身の言葉で熱量高くプレゼンテーションしましたが、ゼミ長の丸からは「全チーム、プレゼンテーションに魅力がない」という厳しいフィードバックが。
「投資家に話すつもりで、取り組みを面白いと思ってもらえるような、こんな課題を解決して世界を変えたいんだ、ということが伝わるようなプレゼンテーションをする必要がある」「要素を全て盛り込むのではなくトリミングして削ぎ落としたり、説明の順番を考えるなどの工夫が不可欠」という説明に次いで、「そのために必要になるのが、今日の講義のテーマである『サイエンスブリッジコミュニケーション』です。今日学んだ知識を活用し、次回までに内容を磨いてほしい。次回は私を投資家だと思ってプレゼンテーションしてください」という具体的な課題が提示されました。

ゼミ終了後に「学んだことが活かせていなかった、悔しい」「次回こそは」という声が挙がった第6回。
講義で学んだことを活かし、投資家役のゼミ長の心を動かすプレゼンテーションができるのか、次回に向けて真剣な試行錯誤が続きます。


受講生のコメント(抜粋)

・内容を伝えようという意識でプレゼンテーションをし、感動してもらおうとは考えていませんでした。ゼミ長が実演したプレゼンテーションの方が面白かった点、悔しく思いました。次回のプレゼンテーションに活かします。

 

・今まで学んだことを振り返りつつプレゼンテーションをしたつもりでしたが、厳しい指摘をいただき、とても刺激を受けました。本当にこれまで多くを学び、少しずつ自分の中で色んなことが変わってきているなと感じます。

 

・サイエンスブリッジコミュニケーションができないと色々な人を巻き込んで新たな事業を形にすることはできず、世の中を変えることもできないということを学びました。

 

・ゲストスピーカーの髙尾さんの話を伺い、従来の枠組みを超えた交渉力に感動しました。普段仕事をしていると、良くも悪くも「前例を探して踏襲する」というやり方になることが多いため、考え方自体を変えていかなければならないと思いました。

 

<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:立花、海浦
E-mail:[email protected]

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