JRE stationカレッジ「エコテックコース」2022年度前期の第2回を実施しました。
2022.06.27
株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社は、2021年より東京駅キャンパスにて課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』をスタートさせています。本講座では、社会に山積する課題を解決するために、一人ひとりが知識を蓄え、情熱をもってその知識を活用した結果として、持続可能なビジネス(=サステナブルビジネス)を生み出すエコシステムを構築することを目指しています。
このエコテックコースの2022年度前期が6月からスタート。6月22日(水)に第2回が開催されました。
【当日の概要】
ゼミ長によるイントロダクション
本コースのゼミ長を務める株式会社リバネス代表取締役グループCEOの丸幸弘より、第1回の振り返りおよび第2回に当たってのテーマの考え方について説明がありました。
「コンフォートゾーンから抜け出ないと、課題を見つけることはできない」「自分は何がやりたいのか、Q(Question)はどうしたら見つかるのか。そんな時は、ぜひ自身の源流を振り返ってもらいたい」と受講生に語り掛けました。
1分間プレゼンテーション
第2回ゼミ活動のテーマは「個人の課題意識に気づく」。各受講生が1分間で自身のQ(Question)とP(Passion)について発表しました。
「病院の待ち時間を削減したい」「まだ使える住宅を安全に使い『もったいない』を減らしたい」「農業改革をしたい」「港区の川をきれいにしたい」などさまざまな課題が出ました。これらに対して、ゼミ長から「『港区の川』のどの川なのか、もっと具体的な落とし込みを」「対象を具体的に絞るためにも、なぜ農業改革と考えたのか、発想の起点をたどってみては」「もっと自分ごとに落とし込んで考えてみるべき」などのフィードバックがされました。
講義
講師を務める株式会社リバネス執行役員CBOの松原尚子による講義。第2回のテーマは「課題ドリブンで思考し、自分のベクトルを可視化する」です。
サステナブルビジネスを理解するために、「モチベーションからパッションへ」「自己の源流と向き合う」「『みんな』ではなく、主語が自分になる」の3つのトピックスをベースに講義を行いました。
ゲストスピーカーによる講演
受講生による発表、講義に続いて、ゲストスピーカーであるサグリ株式会社 代表取締役CEO 坪井俊輔氏による講演。「『課題ドリブンで思考し、自分のベクトルを可視化する』というテーマの回に呼ばれたからには、自分の人生を語るべきだと思いました」という言葉通り、幼少期の原点が課題発掘にどう影響したのか、学生時代に考えていたこと、起業してから目指したことなどを30分にわたり語りました。「熱量と志」に裏付けされた率直で熱い講演に、受講生も聞き入っていました。
講演後には、受講生から「自分の源流を振り返った上で、次回、あらためて別の課題を出したい」といった申し出もあるなど、プライベートな面も含めて率直に自身の軌跡を紹介する坪井氏の講演は、大きな刺激につながりました。
課題を見つけるためには「より自分ごと化して考える」「幼少期の原点にさかのぼってみるのも1つの方法」などのヒントを得て2回目が終了。熱量の高まりが感じられる2時間半となりました。
受講生のコメント(抜粋)
・他の人のQP発表から自分が実際にやっていることに繋がったりすることが面白く、これからいろんな可能性があることにワクワクしました。
・自身の源流を振り返ってみて、「何かを作っていたい自分」 を再発見できたことが本日の収穫である。
・ゲストスピーカーであるサグリの坪井さんの熱量がすごいという印象がとても残っています。
・モチベーションは上がり下がりしても、パッションは自分の内側に宿り続けているのだと思いました。日々の仕事の中でも、こういうことはあると実感します。
・新規事業に最も必要となる方向性の決め方がきちんと言語化され、教育にまで落とし込まれていることに、驚き、感激しました
<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:立花、海浦
E-mail:[email protected]