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2022.02.27

JRE Stationカレッジ 東京駅キャンパス 水辺と環境・まちづくりの課題をエコテックで解決する 4プロジェクトが発足

株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社は、2021年10月より東京駅キャンパスにて、サステナブルビジネスの創出を目指した課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』をスタートさせています。

東京駅キャンパスではエコテックコースを開催。講座ではサステナブルビジネスに必要な18の考え方を習得するとともに、現地参加となる通常コース20名が、実践的なゼミ活動を実施しました。ゼミ活動では、食品・化学・建設・製薬・情報通信・金融・小売・弁理士など多様なバックグラウンドを持つ受講生が、個人の課題意識を軸としてカレッジ内外の仲間を集めてチームを形成。テクノロジーを組み込むことで「水辺と環境・まちづくり」の課題を解決するサステナブルビジネスの創発に取り組みました。

結果として以下の4つのプロジェクトが発足しました。各プロジェクトの概要は下記の通りです。

 

街の食品と工場の残渣からつくる飼料で、
地球にやさしいエビ養殖を実現する
サステナブルエビプロジェクト

 

コア技術:藻類由来抽出残渣及び水産副産物を活用した海老養殖飼料の開発

近年、世界的に養殖魚の需要が高まり、養殖用飼料として使用する魚粉・魚油の原料となる漁業水産物の乱獲や魚粉の価格高騰が深刻な問題となっている。本プロジェクトでは、環境に配慮したアップサイクル素材を活用して、サステナブルな養殖用飼料の開発を目指す。特に、魚介類の中でも人気が高い海老に着目し、大手藻類メーカーから排出されるスピルリナ等藻類由来抽出残渣を配合した新規飼料の開発及び海老への給餌試験・生育評価を行う。さらに、街のスーパー、鮮魚店、寿司店等から発生する水産副産物を回収し、魚粉・魚油への加工製造技術を確立することで、既存飼料と比較しても栄養価を下げずに、安価かつ良質な食味を実現できる可能性を検証する。将来的には、開発したオリジナル配合飼料を養殖事業者に販売するとともに、海老専門店等を立ち上げ、出口側での買取保証の仕組みを整備することで、サステナブルな海老養殖を実現する。
<メンバー>
カフェ・カンパニー株式会社  別府大河
DIC株式会社 中熊大英
弁護士法人内田鮫島法律事務所  杉尾雄一
株式会社リバネス 松原尚子(コミュニケーター)
株式会社リバネス 滝野翔大(コミュニケーター)

 

都市の廃棄野菜を資源化する
野菜粉末アップサイクルプロジェクト

コア技術:
色・香り・栄養成分を保持可能な野菜粉末化技術(株式会社グリーンエース)

現在、日本では年間200万トン近い量の野菜が「規格外」を理由として出荷前に廃棄されると推定されている。また、都市部に出荷されたにも関わらず、輸送時の損傷や売れ残りによって廃棄される野菜も膨大な量に上る。これらの廃棄野菜は単に「もったいない」というだけではなく、実態としては生産や輸送のプロセスも含めた「資源のロス」であり、しかも焼却等の処分をするために更なるコストとエネルギーを要するという二重三重の問題をはらんでいる。本プロジェクトは優れた野菜粉末化技術をもつ株式会社グリーンエースとの連携により、特に都市部の廃棄野菜を多用途へのアップサイクルが可能な資源として捉え、フードロス削減に貢献することを目指す。まずは野菜粉末の認知向上および市場創出の一歩目として、野菜粉末と相性が良いおかゆ等のメニュー開発に着手し、野菜粉末ならではのカラフルな色合いと、豊富な栄養を手軽に摂取できる魅力を兼ね備えた、新しくヘルシーな食品を商品化する。
<メンバー>
株式会社丸井グループ 山中未来
鈴茂器工株式会社 秋田一徳
株式会社グッドイートカンパニー 荒井浩樹
東日本旅客鉄道株式会社 大沼芙実子
株式会社リバネス 蔵本斉幸(コミュニケーター)

 

東京湾の海水で育てたアコヤ貝で、
水質浄化と真珠生産を目指す

TOKYO PEARLプロジェクト

コア技術:環境移送技術(株式会社イノカ)

現在、東京湾が100年後の子どもたちに残せる海洋環境ではないと危機感を感じている。真珠はヒューマンスケールで再生可能な宝石であり、宝石の美しさの中に、思いやりの美しさ、自然環境に対する善の意識・美しさを持つ人材としての象徴になりうると期待しています。真珠を生産するアコヤ貝は水質浄化能力を持つことから、サステイナブルな海洋産業の創出を目指すべく、東京湾での真珠の養殖を成功させ、サステナブルな宝石のブランドとして「TOKYO PEARL」を商品化する。この真珠から、東京湾の環境に関心を持つきっかけを提供すると共に東京湾の保全につながる行動をしてくれる仲間を増やし、豊かな海としての東京湾のリブランディングを目指す。
<メンバー>
株式会社JR中央線コミュニティデザイン 岡村佳子
株式会社商船三井 古木聡一
清水建設株式会社 笠原万澄
日本ユニシス株式会社 吉越一樹
東日本旅客鉄道株式会社 上田佑斗
株式会社イノカ 高倉葉太(第2回ゲストスピーカー)
株式会社リバネス 海浦航平(コミュニケーター)

 

微生物の発酵作用を活用した新たなサウナで、
銭湯コミュニティー復活を目指す

銭湯復活プロジェクト

コア技術:微生物培養、解析技術(株式会社 BIOTA)

銭湯は大衆が交わるコミュニティの場として確立され、内風呂が普及した現代においても公衆衛生観点での役割も果たす「街の機能(インフラ)」の一つです。一方で、後継者不足や施設老朽化等の問題を抱え、施設の廃業が相次いでいます。このような背景の中、当プロジェクトでは、「発酵」を切り口とした入浴を通じヒトへ提供できる付加価値向上とヒト以外へ価値を付加するために「発酵サウナ」を開発します。発酵に深く関わる微生物の働きによって健康や美容効果を最大化するとともに、施設から排出されるリソース(温水、熱など)を生態系へ還元し、ヒトの消費を賄うために地球環境を豊かにし続けるサステナブルな事業を展開します。
<メンバー>
ロート製薬株式会社 柴田久也
株式会社BIOTA 伊藤光平
株式会社アオキシンテック 青木圭太
株式会社池田理化 長谷川智幸
株式会社JR東日本商事 小林康人
株式会社リバネス 齊藤想聖(コミュニケーター)

 

なお、各プロジェクトの経過については、2022年3月4日(金)-5日(土)に開催する「超異分野学会 東京大会2022」(主催:リバネス)にて発表いたします。プロジェクトとの連携にご興味のある方はぜひご参加ください。

<超異分野学会 東京大会2022>
大会テーマ:知識の還流 -地球貢献の時代へ-
日 時:2022年3月4日(金)・5日(土)
場 所:TOC GOTANDA MESSE(TOC五反田メッセ)
ウェブ:https://hic.lne.st/conference/tokyo2022/

<本件に関するお問合せ先>
JRE Station カレッジ運営事務局
E-mail:[email protected]

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