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2023年度前期エコテックコースから3つのプロジェクトが発足しました

2023.10.13

株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社は、サステナブルビジネスの創出を目指した課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』を実施しています。

東京駅キャンパスでは2023年度エコテックコースの前期講座を6月から9月まで4カ月にわたり開催。サステナブルビジネスに必要な18の考え方を習得するとともに、実践的なゼミ活動を実施しました。ゼミ活動では、多様なバックグラウンドを持つ受講生が、個人の課題意識を軸としてカレッジ内外の仲間を集めてチームを形成し、テクノロジーを組み込むことで「水辺と環境・まちづくり」の課題を解決するサステナブルビジネスの創発に取り組みました。

その結果、3つのプロジェクトが発足しました。各プロジェクトの概要は下記の通りです。

塗装における、人・環境負荷を低減する「サステナブル塗装」プロジェクト

 

コア技術:クリーンかつ安全な塗装技術

塗装業界は製造過程に排出する廃液やミストによって地球環境へ影響を及ぼしている。同時に溶剤やミストは労働者にとっても体に負荷のかかるものであり、地球環境と人両方に対して改善余地のある産業と言える。また、工場塗装には中小企業が多く、そのほとんどがクリーンルーム化などが難しい状況であることもこの問題を悪化させる要因となっている。さらに、塗装環境が劣悪であるため、不良率が高く、製造過程で廃棄する製品も多く存在している。そこで本プロジェクトでは、これらの課題を解決するために、中小企業でも導入可能な簡易かつ安価な塗装技術・環境の開発を行い、塗装業界の労働者と地球への優しさを追求する。

<メンバー>
マイスターズグリット株式会社 笹井 克太朗
株式会社フジタ 久保田 洋
東日本旅客鉄道株式会社 久保田 亮
株式会社リバネス 海浦航平(コミュニケーター)

 

海洋研究を促進し環境保全と経済発展を両立する「海の見える化」プロジェクト

 

コア技術:海洋観測システムの開発

海は地球の7割を占めており、地球の環境的にも産業的にも大きな影響力を持つにもかかわらず、海全体の9割を占める水深200m以下のことは未解明であり、人類は地球のことをまだ約4割しか知らない。そのため、我々は海を可視化を通して地球全体を可視化し、地球環境の保全と発展を両立するための持続可能な海洋開発を実施する。具体的には、(1)海洋測定技術開発(水質等の測定解析)、(2)水産技術開発、(3)水産資源管理技術開発、(4)資源・エネルギー開発(鉱物資源や洋上風力発電等)、(5)価値評価系開発(CO2吸収、生物多様性の保全の評価)、(6)教育普及・文化醸成開発(海洋教育) の6つの観点から研究開発プロジェクトを立ち上げる。様々なバックグラウンドを持つ人を巻き込み海の理解を深めていき、海洋開発のためのプロジェクトを生み出すプラットフォームになることを目指す。

<メンバー>
株式会社MizLinx 野城 菜帆
株式会社OUTSENSE  高橋 鷹山
株式会社リバネスキャピタル 阿部 晃城
株式会社リバネス 西山 哲史
株式会社リバネス 立花 智子(コミュニケーター)

 

突出したこだわりを持つ仲間と新規ビジネスを加速する「熱狂人採用」プロジェクト

 

コア技術:再現性のある”熱狂人採用”の開発

スタートアップなど、新しい事業が生み出されるところでは、これまでにない価値や技術を持つ人材が活躍している。最適なはんだ付けにこだわりを持って製品開発ができる人材、美しく機能性のある塗装を探求する集中力のある人材、人の手を加えずに、いかに生き物だけのチカラでサステイナブルな状態で水場環境を再現するか追求する人材。これらは新しい技術開発の中で活かされるチカラであり、決められた業務をこなせるかどうかといった基準だけでは見落とされがちだ。そこで、本プロジェクトでは、自ら気になったことを探求したり、工夫を続けてしまうような、なにかに没頭し、熱狂する「熱狂人材」を発掘、採用することを目指す。「熱狂人材」の明確な定義づけと再現可能な採用に取り組み、スタートアップを始め、これまでにないビジネスの中に未だ定義されていない価値や視点を導入するとともに、熱狂人だからこそ可能な新しい技術の開発を通して、ビジネス開発と加速につなげる。

<メンバー>
株式会社イノカ 竹内 四季
株式会社みずほ銀行 木村 拓海
株式会社山下PMC 和田 修和
株式会社リバネス 伊達山 泉(コミュニケーター)

2021年に始まったJRE Stationカレッジでは、その他のコースでも様々なプロジェクトが発足しています。

<本件に関するお問合せ先>
株式会社リバネス JRE Station カレッジ運営事務局
担当:立花、海浦、望月
E-mail:[email protected]

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