TOPニュース主催者3人が語る「JR東日本はなぜカレッジを始めるのか」

2021.09.24

主催者3人が語る「JR東日本はなぜカレッジを始めるのか」

株式会社リバネスと東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、2021年10月より、東京駅キャンパスにて、課題発掘型リーダー育成講座『JRE Station カレッジ』(https://jre-station-college.jp/)を開講します。そのキックオフとして、9月15日に特別講義としてトークセッション「大企業こそ、自社のアセットを活用したサステナブルビジネスを始めよう」を開催しました。

当日はトークセッションに先立ち、JRE Station カレッジ主催者であるJR東日本 代表取締役社長 深澤祐二、常務執行役員 表輝幸、JRE Station カレッジのゼミ長を務める株式会社リバネス 代表取締役グループCEO 丸幸弘の3名より、キックオフの挨拶がありました。

なぜJR東日本がカレッジを始めるのか。なぜ東京駅をキャンパスとしてスタートするのか。JRE Station カレッジは何を目指すのか。

ここでは、そうした理念が込められた3名の挨拶の抄録をご紹介します。

<主催者挨拶>

JR東日本 代表取締役社長 深澤祐二(オンライン登壇)

JRE Station カレッジの特別講義に本当に多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございます。本日は私もオンラインで参加をさせていただきます。

現在、JR東日本では「Beyond Stations構想」ということで、文字通り「これまでの駅を超えていく」という取り組みをしています。

従来は鉄道や交通の拠点であった駅を、暮らしの拠点、暮らしのプラットフォームとしての駅にしていく。その時に、駅と社会とのつながりはどのようなものになっていくのか。そういったことを多くの皆様と共に考えていく場として、このJRE Station カレッジを位置付け、さまざまな学びの機会を作っていきたいと考えています。

本日は私自身も参加者の一人として、ユーグレナの出雲社長とリバネスの丸さんのトークセッションを大変楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

表常務挨拶

JR東日本 常務執行役員 表輝幸

本日は本当に多くの方々にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。「サステナブルビジネス」というものに対して、いかに皆様の関心が高いかということを改めて強く感じております。

今朝ニュースを見ていましたら、「今年は日本国内の100歳以上の方が860,000人を超えた」という話題がありました。実は日本は、企業に関しても、100年以上続く長寿企業が非常に多いという特徴があります。

2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏は、その理由として「日本企業は利益を追求するだけでなく、社会的な使命感を強く持っている」ということを挙げています。「それが、結果的に長寿企業を生んでいるのだ」と。これからの日本が世界をリードしていくためには、やはり「世のため人のため」をしっかりとやり続けることが大切だと私は感じています。

そうした中で、JR東日本としても、どうすれば持続可能な社会の実現に向けて役に立つことができるだろうかということを考えて企画したのが、今回のJRE Station カレッジです。ここにリバネスという強力なパートナーを得ることができ、こうして実現に至りました。

本日の特別講義では、そのリバネスの丸さんと共に、サステナブルビジネスの第一人者であるユーグレナの出雲社長に登壇いただきます。まさに出雲社長のような方が、この場から次々に生まれることを我々は期待しています。

さて、JRE Station カレッジは東京駅キャンパスからスタートするわけですが、「東京駅から始まる」ということにも実は意味があります。東京駅は、当時の人々の「世界に誇れる駅をつくるんだ」という高い志と多大な努力によって、1914年に創建されました。その記録を読みますと、身震いするような感動を覚えます。100年前の大いなる挑戦に対して、今の時代を生きる我々が感銘を受けるわけです。

まさに今こそ、我々自身も、次の100年後の人々にそのように感じてもらえるような仕事をしていく必要があります。その象徴的な存在である東京駅をキャンパスとして、次の100年、200年先の未来につながるサステナブルなビジネスをクリエイトしていきたいと思っています。だからこそ、JRE Station カレッジは東京駅から始まるわけです。

そういった大きな挑戦に、この場所から、皆様と一緒に取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

<JRE Statino カレッジ・ゼミ長挨拶>

丸ゼミ長挨拶

株式会社リバネス 代表取締役グループCEO 丸幸弘

本日は多くのご参加をいただきありがとうございます。JRE Station カレッジの東京駅キャンパスのゼミ長を務めます、リバネスの丸です。

先ほどの表さんの言葉にもあったように、東京駅は、100年前の先人が当時の技術と科学と文化を注ぎ込んでつくりあげた、非常にイノベーティブな取り組みの象徴です。同様に、JRE Station カレッジも、イノベーティブな挑戦に取り組もうとしています。

一般的には、企業カレッジは「研修」として位置付けられます。しかし我々は、研修をやりたいわけではありません。

JR東日本という民間企業が、自社向けのクローズな場ではなく、開かれたオープンな場を提供し、そこにさまざまな企業でさまざまなビジネスに取り組んでいる人々が、熱い想いを持って参加する。さらに、最先端のベンチャー企業や大学の研究者といったプレイヤーも集うことで、社会の新たな課題を発掘し、プロジェクトを立ち上げ、できるだけ早く解決策を試してみる。そのような活性度の高い「ゼミ」を、この場から創り出していきたいと考えています。

JRE Station カレッジは、ただ講義を受ける場ではありません。また、ただ議論をするだけの場でもありません。ここに集う人々がチームを組み、新たなプロジェクトを次々にスタートさせる場になっていきます。

そして、東京駅で始まるこの取り組みは、東京駅だけでは終わらせたくはありません。ご存知のように、JR東日本はアセットとして多くの地域に多くの駅を持っています。その一つ一つの駅の周辺地域には、これまでには存在しなかった新たな課題が存在しています。その課題を発掘し、リーダーとして持続可能な形で解決していく人材を育成していく。そうしたプログラムの展開をサポートしていきたいと考えています。

つまり、この場に参加する皆様の行動と、課題解決に向けた意志こそが、JRE Station カレッジを盛り上げていくのです。

これからの社会を、いかにして持続可能なものにしていくのか。その取り組みに、一人でも多くの方々に参加いただければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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